1HOME > フットウエアプレス > コラム目次 > 

目次にもどる2002.6

【市場リサーチ】 キッズのバッグ 

 ゴールデンウィークに話題の動物園「横浜ズーラシア」に行った。そこで観測員が見たものは! なんと子供たちが持っているバッグがおしゃれになっていた、である。
そこで私観測員は家族をほったらかしにして子供ウォッチングを敢行したのであった。休みの動物園はとにかく子供、子供、子供である。わらわらと入場するゲート前で約200人数えてみたところ、なんと小学生のバッグ所持率は約6割強になった。
男の子はもっぱらアウトドア系のリュックがメーンだが、女のコのバッグが面白い。ミニショルダー、ポシェット、リュック、ウエストバッグ、ミニボストンとバリエーションに富んでいる。女の子のバッグといえば、アニマルやTVキャラクターがプリントされたものという先入観があったが、さにあらず、大人と変わらないデザインも実に多い。
この年齢の女の子のバッグはすでにおしゃれアイテムのひとつになっているのである。今大人気のローティーンの雑誌「ニコラ」に載っているような、ポップなロゴ入りショルダー、星マークの入ったミニボストン、缶バッチをつけたウエストバッグなどを小学生の女の子が持っているのである。
 最近はローティーン(ニコラっ子)のファッションシーンが元気ということもあって、その下の年齢層にも波及、おマセなキッズが続々と増えているようだ。少子化といわれるが、おしゃれになってきている子供たち。服をはじめとして靴、バッグなどのキッズのファッションマーケットは意外と活発なのである。
 で、気になるのは子供たちのバッグの中身。主に着替え、お菓子とこの点はいかにも子供らしい。中にはケータイ(迷子対策か)、ゲームボーイなんていう男の子のもいた。おいおい、せっかくなんだから動物見なよ、という観測員も動物を見ているその子供たちを見ているという実態がトホホではあったが。