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目次にもどる2003・4

【バッグの楽しみ方】

新しいバッグの持ち方が、バッグに新しい名前を与える


ウエストの前(お腹)部分で持つバッグを「ウエストバッグ」と言うが、数年前、このウエストバッグと同型のものを、後ろ(お尻)部分で持つのが流行した。この場合、「ヒップバッグ」と呼ぶのが一般的である。同じようなアイテムでも、持つ場所によって名前が異なるんだなぁ〜と感心半分、疑問半分だった。
ここ数シーズン、ウエストバッグもヒップバッグもあまり見かけなかったのだが、最近、またまた復活してきたようなのだ。それも違った形で…。

正統派ヒップバッグ

ウエストバッグの斜め後ろ持ち

まだ「ヒップバッグ」が出ていなかった頃、ウエストバッグを背嚢のように背中で斜めに背負うスタイルが少し流行った。今年は斜めがけなのは同じだが、前(胃袋、肋骨付近か?)に持ってくるスタイルが目に付くのだ。こういう場合、このバッグは「ウエストバッグ」なのか、「ヒップバッグ」なのか、はたまた「ショルダーバッグ」になるのか…。でも、かなり合理的なんだな、これが。
バッグ本体が背中にあると、モノの出し入れがしにくいことこのうえない。また電車などでは他人の邪魔になったり、スリ被害の危険性も否めない。前の方が安全で便利だ。これはリュックを前で担いでいる人と同様の考えだろう。
またウエストだと全体的に重たい感じがするが、バッグ本体を上に持ってくることで、重心が上に感じられ軽さも演出できる。

ウエストバッグの斜め前持ち

トートのリュック風
ウエストバッグ以外でも、高校生などがボストン型のスクールバッグやトートをリュックのように背負って歩くのもよく見かける。バッグは形、デザインだけでなく、持ち方でもいろいろと楽しむことができるモノだ。こちらも新しい持ち方などを提案してみたいと思うが、なんだか体だけでなく頭にまでぜい肉がたっぷりとついてしまっているようで、なかなか良いアイディアが浮かんでこない。これから体と頭のダイエットをしなくては!