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ミカム靴見本市レポート 2004 Spring&Summer |
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フィレンツェ在住 通信員 大谷聡美 |
カラフルなサンダルを中心にして、ファッションはポジティブな方向へ 9月20〜23日までイタリア・ミラノで開催されたMICAM(ミカム)は、通常と違って土曜日スタートという変則的な日程ではあったが、特別な混乱もなく、入場者数も3万5113人と過去最高を数えた。 出展社の増加によるスペースの拡大で、「ドンナ・トレンディ」のコーナーが拡張されたが、併催されていたMIREL(ミーペル/バッグ展示会)の会場を通らなければならないなど、会場では新しいレイアウトに困惑している来場者が多々見受けられたが、さらに注目を集める見本市となった。 ANCI(イタリア靴工業会)は海外でのプロモーション活動を積極的に行っているが、今回はICE(イタリア貿易振興会)がロシアから多くのショップバイヤーら靴関係者を招待するなど、ロシア市場に力を入れていることをうかがわせた。 商品傾向 主力は80年代のセクシーエレガンス 今回のコレクションは、カラフルで力強く主張力する商品が多かった。多色使いやメタリック、エナメル素材、オーナメントも大胆にゴージャスに使った物から、小さな物をたくさんちりばめたものまでさまざま。世相はまだまだ混乱しているが、ファッションは前向きにポジティブ(肯定的)にいこうという主張しているような、強いインパクトのある商品が多い。 ファッションテイストとしては、前回の60年代から70年代、そして80年代のテイストが随所に盛り込まれている。70年代、80年代に青春を謳歌した世代の子供達がファッションの中心におり、彼らにはその時代のファッションが新鮮に感じられ、また繰り返されているのだろう。 傾向としては木型はオブリックの方へ向かっているが、細くて狭い木型でピンヒール使いのフェミニンなサンダルやパンプスが多く、相変わらず人気の「CASADEI」「VICINI」などが提案しているセクシーエレガンスが来シーズンも主流になりそうな予感だ。 |
COLOR 明るく多彩な色が、インパクトを与える |
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MATERIAL カラフルなエナメル、懐かしいプリント柄 |
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ORNAMENT ゴージャスで遊び心いっぱいの80年代調 |
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ITEM ナチュラル系からエレガンスまでさまざま |
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