今月の記事 ピックアップ   2003.12
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第27回ISF&第10回MOD‘Sより
04年春夏レディスシューズトレンド

ビビッドで華やかな色使いが春夏の売場を彩る

最も注目されるのが、鮮やかな色使い。春夏らしい、明るくて、楽しい、華やかな色使いで仕上げられたアイテムが多数登場している。全体の傾向としては、カジュアルはエレガンス寄りに、エレガンスはカジュアル寄りになっている。

デザイン
ポップなものからゴージャスなものまで


「ノース22。プラス」
(アトリエベー東京)
今秋冬から注目されている60年代調のポップなデザインは、来春夏が本流になりそうな気配。さらには、80年代調のゴージャスな雰囲気もあり、元気で華やかなラインアップが主流に。
アイテムとしては、サンダルが主力で、細身のバックベルトやフラットなリゾート感覚のものまでと幅広い。パンプスではオープントウやセパレートなどを取り入れ、素足を露出させるものがトレンドになっている。また、カッターも目立つ。
80年代調を意識し、装飾は華やかになっている。刺しゅう、ビーズ、はと目のほか、ラインストーン、チェーンなどジュエリー類、コーサージュなどアクセサリーのゴージャス感がポイントになっている。
ヒールやラストも多様化している。ヒールでは高寸の比率は低く、中寸から低寸が主力となっており、形状はピンヒールからウエッジまで多彩に打ち出している。特徴としては、ウエッジでもシェイプさせ、華奢な雰囲気を演出したものがいい。
 テクニックとして目立つのが、中敷で変化を見せるもの。素材の加工技術の進化も後押しし、シルクスクリーンを用いたストライプや花柄、幾何学模様のプリントなどが施されている。

「ミオ・ノティス」(ダニュウ)

「リップ」(内田製靴)

(ニチメン)

「ヒナ」(カグラ)
 

カラー
ビビッドカラーの組み合わせでさらに強調


「ラ・オランジュリー」(ハヤシゴ)
はっきりとした、元気な色使いが特徴。トレンドとなっているのがマルチカラーであり、ボリュームとなるのは、赤、黄、ピンクのビビッド系の“きつい”色の組み合わせ。白×黒、白×赤の組み合わせにも注目しておきたい。中敷には、オレンジなど黄色系の色使いが目をひく。
今春夏の継続でビタミンカラーやパステル色も根強い。さらにはメタリックトーンも欠かせない。
ミセスは黒、茶などのベーシックが定番となるが、パステルカラー、メタリックなどのパール系の色使いが挿し色として期待される。白、ピンク、水色、そして白から派生したシルバーに注目。

「TRT」(ニチメン)

「ノース22。プラス」
(アトリエベー東京)

「リップ」(内田製靴)

「ビスジーナ」(ウエダ商事)
 

素材
メタリックや色の映える光沢素材が中心


「フィーフィー」(ダニュウ)
03年春夏、そして秋冬と継続しているメタリック素材は、04年春夏も一番目立つ。また、光沢感のあるエナメルやフィルム素材など人工的なものも多い。ビビッドな色使いがより映える素材使いとなっている。
ヒールには、プラスチック素材を用いたクリアヒールが。無色だけでなく、ピンクや黄色など色ツキで登場している。
その一方で、ナチュラルなものも。アクセサリー類でゴージャスに装飾することで、今シーズンらしさを演出したウッドソールはその一例。そのほか、ジュートもある。

「ミオ・ノティス」(ダニュウ)

「ミオ・ノティス」(ダニュウ)

「カグラ」(カグラ)

「リップ」(内田製靴)
 

掲載商品問い合わせ番号
内田製靴 03‐3892‐1311
ウエダ商事 06‐6647‐5190
ハヤシゴ 06‐6649‐2233
ニチメン 03‐5446‐1289
アトリエベー東京 03‐5815‐8770
ダニュウ 03‐3875‐3175
カグラ 078‐621‐3225