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今月の記事 ピックアップ | 2004.9 | |||||||||||
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エコー仙台青葉通り店(仙台市青葉区) 実績のあった「エコー」をショップ展開。 百貨店とはインポート商品で差別化 |
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斉藤さゆり店長(中央)とスタッフの小原幸子さん(左)、 佐藤佐千子さん |
同店は靴小売店を7店舗展開する地元靴店エム・エム・ケイが経営する「エコー」のフランチャイズ店。以前から「エコー」商品の需要が高かったことを背景に、01年8月にオープン。今年で4年目を迎えた。「1年、2年と経過するうちに『エコー』ブランドが徐々に浸透し認知されて、遠くからでも来店して下さるお客様も増えてきました」(斉藤さゆり店長。以下同じ)。 商品は近隣の百貨店にある「エコー」と差別化をするため、「定番ものよりもインポートを中心とした品ぞろえにしています」。インポートは定番ものよりもスマートなデザインで、40歳代以下の若年客にも対応できる。商品構成はメンズ35%、レディス60%、キッズ5%とレディスの比重が高い。 |
価格帯は9800〜2万2000円ほど。客単価は前年並みの1万2000円。年齢層に幅が出て客数がアップしたため、売上げは前年比110%と好調に推移している。 |
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インポートものが多い |
メイン客層となるのは50〜60代の固定客で、市外からの来店もある。一方、新規顧客は毎月50〜100名近く来店するが、「新しく買われたお客様には、すべて手書きでお礼状をお送りしています」。内容は「お買い上げいただいた商品の調子をおうかがいして、分からないことがありましたらお気軽にご相談下さいという旨をお伝えしています」。1ヵ月分ぐらいをまとめて送っている。手間と時間が掛かるが、細かなフォローでリピーター率を高め確実に固定客化につなげている。また、販促は3000人を超える顧客リストを元にDMを発送し、新商品やセール情報を伝えている。 |
取材時はセール期間中 |
手作りのPOPでアピール |
接客に際しては「笑顔を大切に」マンツーマンで対応。コミュニケーションを取ることによって、要望や意見を聞き十分なフィッティングを心掛けている。これがまた、固定客化につながっている。 派手ではないが、基本的なことを大切に丁寧に接客をしていく。店長とスタッフ3名が、その意識を共有しているのが強みであり最大の特徴だろう。 今後は「さらにリピーターを増やしながら、来店客アップを図って新規顧客の開拓をしていきたいと思います」。 ▽エコー仙台青葉通り店=宮城県仙台市青葉区一番町2―4―3、TEL022・222・8762 |