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ロンドンを代表するコンフェレンス施設のひとつオリンピア2 |
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Peakaboo の靴と小物のトータル・コーディネイト提案。セージ・グリーンは注目色
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ロマンティックでキュートなデザインの Bulaggi のバッグはバカンスにも最適 |
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フットウエア・ロンドン は昨年秋からスタートした、バイヤー注目のハイファッション・フットウエア見本市だ。世界を代表するファッション・トレンド発信地ロンドンで行われることもあって、ヨーロッパ主要ショーに匹敵するとされ、これまでに出展社数は24%増、会場面積は18%増加と確実に成長を続けている。主催するデュウ・イベンツ( Dew Events)は、バーミンガムで行われるイギリス最大のシューズの総合見本市フットウエアUK の主催者でもある。
近年イギリスでは、オフィス・パーティーや学生向けパーティー、「メイ・ボール」と呼ばれるフォーマルなパーティー、ダンスを伴うクラブでのパーティー、それにウェディング・パーティーといった集まりの機会が増え、これに伴いいわゆる「よそゆき」のシューズやアクセサリーの需要が増加している。
こうしたなか、今回のショーでは、フォーマルなものに加えて、さまざまなシーンで使いこなせる、スタイリッシュで個性的なアイテムが注目を集めた。カラーや素材では、アパレル・ファッション・トレンドと呼応したシックでナチュラルなテイストのものが主流となった。
来春コレクションを中心に、とりわけ幅広いデザインが披露されたレディスでは、バッグとシューズのコンビネーション提案が目玉のひとつとなった。「シャリマー・シューズ (Shalimar Shoes )」や「ビスマ(Bisma)」、「アラミ・インターナショナル(Alami International)」 などの、オリエンタルやエスニックの要素からヒントを得た、ビーズやスパンコール、サテン生地の刺しゅうを多用したきらびやかなパーティー・サンダルとバッグのセットも注目され、例えば「ビスマ(Bisma)」 の膝丈まであるストラップにメタルやゴージャスな宝石をちりばめたセクシーなサンダルなどが個性を放った。
光沢やレトロ感、ウォッシュ加工のあるブラック、ブロンズ、ゴールド、シルバーなどのシックなカラーも目立った。なかでも「キダーミンスター(Kidderminster)」 やウィルフォーズ・シューズ(Wilfords Shoes)が発表した「ヴァンプ(VAMP)」などのシックな色使い、かつ上品な光沢感のある編みこみのシューズは、新鮮なスタイルのひとつとなりそうだ。 |