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1点からでも仕入れが可能 多頻度仕入れで成績アップ 東京の横山町、馬喰町界隈は衣料関係だけでなく、服飾雑貨を扱う現金問屋も多い。特に最近は、ヤング系で個性的な服飾雑貨を扱う問屋も出てきており、総合問屋で雑貨を強化する動きも目に付く。バラエティーに富んだ服飾雑貨集積しているのが今の横山町だ。横山町・馬喰町の現金問屋の活用法をまとめてみた。 |
足繁く通えば優遇措置も 小売店が現金問屋から仕入れるときのメリットは「欲しい商品が、欲しいときに、欲しいだけ手に入る」ことに尽きる。つまり1点からでも仕入れが可能なのだ。メーカーから仕入れる場合、こうはいかない。大抵はシーズンの何ヵ月も前に開かれる展示会で、商品量を決めてオーダーしなければならない。ときには見込み違いも生じて、在庫で苦労することになる。しかし現金問屋の場合、店頭の状況を見ながら仕入れ量を調節することができる。 1点から仕入れることができるので、労を厭わずに足繁く通えば、ときどきの売れ筋や旬の商品を、タイミングを逃すことなく仕入れることができる。特に最近のように「商品寿命の短命化」が言われるだけに、多頻度仕入れが欠かせない。土曜日も営業している問屋が多いし、早朝から店を開けているところもある。目ぼしい商品はやはり早くなくなる。 取引は原則として現金取引。しかし、問屋によっては大口になると、一定の条件のもとで貸し売りもしている。このほか問屋街発行のYHカードを使ったクレジット販売も盛んだ。現金決済だから、負担は大きくなるが、その分価格は安い。また、ほとんどのところが下代制。この場合の上代設定はまったく自由。決めかねる場合は、参考上代を問屋に聞けば教えてもらえる。 さらに、チラシやDM、POPなどの販促支援のほか、什器や店装関連のサポート、さらには経営指導などのリテールサポートにも踏み込んでいる現金卸が少なくないので、必要があれば相談に乗ってもらえるだろう。 まずは実績店へ 旬の商品を扱う問屋から 現金問屋になじみのない小売店が横山町で、靴やバッグなどを仕入れするなら、まずは服飾雑貨の販売に実績のある問屋やいま元気のある問屋で仕入れすることをおすすめしたい。 実績のある問屋なら間違いがない。エトワール海渡はこの界隈の最大手で、衣料品の販売額でも他を圧しており、服飾雑貨の販売額も120億円でダントツの売上げがある。バッグでは、累計10万本以上を販売し、いまだに売れ続けているビッグヒットのオリジナルバッグ「ダブルポケットバッグ」がある。また総合問屋なので、衣料品を含めて、なんでもそろうのが魅力だ。 根来(ねごろ)東京店も服飾雑貨の販売では実績がある。特にバッグや靴の品ぞろえは充実している。 マスダ増(ますだます)は美容材料が主力の問屋だが、アクセサリーとバッグの品揃えは豊富だ。特にバッグでは、「ヴィトン」や「シャネル」といった並行輸入のブランド品がある。 ホームページ エトワール海渡=http://www.etoile.co.jp/ 根来=http://www.negoro.co.jp/ マスダ増=http://www.mdm-net.co.jp/ |
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