健康志向は依然強い。カラフルでファッショナブルな商品も人気
少子化傾向にあるなかで、子供一人にかける金額は高くなりつつある風潮の現在、子供靴にかける金額も少なくない。今回は子供靴の現状を探ってみた。*写真の商品価格はすべて税込み
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伊勢丹百貨店立川店 (東京・立川市)
女の子に向けた
かわいいスポーツタイプが好調
子供靴売場では「スクスク」や「ニューバランス」「アディダス」「スケッチャーズ」「Kスイス」などのスポーツブランドを網羅しているほか、「マイボール」や伊勢丹オリジナルの「オンリーアイ」を展開する。価格帯は5000円前後。
ベストセラーはスクスクの面ファスナータイプ。雑誌広告などもあって、母親層の間で足によいという認知度が高く、ブランド指定での来店もあるほどだ。またオンリーアイや花モチーフ、ミツバチなどの刺繍の入ったスポーツタイプも伸びている。これは、女の子の靴でかわいい雰囲気のスポーツタイプをほしいという顧客の声に応えたもので、刺繍と花柄、カラフルな色が人気。女の子にはピンクやサックス、男の子には黒や白系が比較的よく売れる。
子供の足を測ってほしいという要望も多く、子供の足の健康への関心はますます高まっている。「コンサルティング販売のときに機能性を訴えるようにしている。今後はインポートものの高額品にも取り組んでいきます」(営業統括部・佐藤善俊セールスマネージャー)。 |
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「オンリーアイ」\5,145 |
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「スクスク」\5,565 |
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「スクスク」\5,985
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アイビーキッズ (千葉・船橋市)
売れ筋は機能的な商品。
カラフルな差し色も人気
大型ショッピングセンター・ららぽ〜と内にある。スクスク、「ミズノキッズ」、ケンコウクンプラスなどの機能的な商品やスポーツブランドのほか、ジャネット、「瞬足」「ダンロップ」などランニング系やキャラクターものなど、豊富な品ぞろえの子供靴を扱う。
売れ筋の中心はスクスク、ミズノキッズなど足の健康を気遣った機能的な商品。価格帯は4000円前後。ベージュや紺の基本色ほか、カラフルなグリーンも売れている。カラフルな色は新規のお客が購入していくことが多い。
また、速く走りたいという元気な女の子には瞬足、かわいいものが好きな女の子にはキラキラ系のジャネット、男の子にはダンロップの赤系なども動く。運動会シーズンに「今注目度No1、本格的な陸上シューズ」というポップをつけてアシックスのランニング系をすすめると、ポップを読んで購入する人も多かったようだ。「とくに得意としている、サンダルやブーツなどの季節商品を今後も充実させていきます」(木村太一店長)。 |
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「ケンコウクンプラス」\4,095 |
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「スクスク」\5,985 |
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「コンバース」\4,095
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