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2007 Spring & Summer イタリア・リニアペッレ・レポート   伊・ミラノ在住   大谷聡美　 Satomi OTANI

4月19〜21日までの3日間の日程で、07年春夏資材見本市「リネアペッレ」が行われた。今回は通常の時期より1週間早い開催となった。このことについて、主催者側は「アメリカやヨーロッパのメーカー企画のタイミングに合わせるとまだ遅いほうだ」と説明している。 　今回の出展社は、前年より78社少ない１３２７社（イタリア940社、海外387社）と回を重ねるごとに出展社数が大幅に減っている。来場者に関しては前回並みの2万４０００人と発表されている。 　今回は全体の素材傾向を知ることが出来るトレンドセレクションが、会場入口の場所以外に２ヵ所設置され、トレンド素材をまとったモデルが会場内を練り歩くなど、来場者サービスの向上が見受けられた。

透明感のあるパステルカラー、オフホワイト 　来春夏シーズンは、クリーンなパステルカラーやホワイトをベースとした色が豊富に提案されており、いずれも透明感があるように仕上げられている。 エキゾチックレザーを扱うカラヴェル社では「ブルーは人気カラーだが、色の仕上げによって好き嫌いがあるので、バリエーションを増やしている。トレンドカラーはパンナ（オフホワイト）とウッド調カラー」と話している。 さらに、エレガンス系で人気のゴールドは、ギラギラとしたものではなく、マット（ツヤ消し）に仕上げたものが提案されている。 ホワイトベースのクリーンな色合い（Rino Leporatti リーノ・レポラッティ） 人気のブルーとウッド調カラー（Caravel　カラヴェル） 鏡のようなマットな光り（Stefania　ステファニア） さりげなく光るパール、グリッター 　ぼかしたようなグリッター、ほどよく光るパールとシャイニングレザーの光りもソフトだ。エレガンスを得意とするステファニア社では、来シーズンはエレガンスの回帰を感じているという。 　エナメル×スエードなど前回に続き、シャイニング×マットのコントラストでエレガンス商品を表現するのが来春夏シーズンの特徴と話す。 モダンなビンテージスタイル（Rino Leporatti　リーノ・レポラッティ） パールもソフトでナチュラル（Bomar　ボマール） さりげなくラメが入っている（Caravel カラヴェル） エナメル×スムースの組み合わせ（Stefania　ステファニア）

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