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フットウエア・プレス  2006・11
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日本衣料管理協会「靴とバッグに関する調査」より
大学生とその母親・父親への  バッグに関する5つの質問
社団法人日本衣料管理協会(東京・港区)は04年12月から約1ヶ月をかけ「靴とバッグに関する調査」を実施した。同団体は衣料管理士の養成教育にあたる大学・短大ならびに学識者によって発足。現在はアパレル企業や団体など約6000の会員と共に、前述の活動に加え、各種調査や情報収集・提供、産学交流などを行っている。
今回の調査対象は日本衣料管理協会の会員大学に属する学生522人(平均19.6歳
)とその母親483人(49歳)・父親460人(51.7歳)の合計1465人を対象に実施した。以前本誌にて靴に関する調査結果を紹介したが、今回はバッグに関する調査結果を紹介する。なお回答はいずれも上位3件のみ掲載。

1 購入状況
@購入場所(複数回答)
 大学生はスーパー・バッグ専門店・ブランドショップ以外の専門店での購入が23.9%と高く、これにはセレクトショップが含まれるものと考えられる。

A購入価格
所持バッグの平均価格は大学生1万3500円、母親2万1200円、父親1万8100円とあり、購入価格は毎回一定ではないことが分かる。

2 購入時のポイント
 父親は半数以上が使いやすさを優先し、「あまり意識していない」も6.7%。


3 情報源(複数回答)
 母親は「バーゲンの広告」(22.6%)と「新聞の折込広告」(15.3%)も高い。また「店員」という回答は父親15.2%、母親13.3%、大学生12.5%とどの層でも高い。


4 処分の理由・方法(複数回答)
 処分方法は多くが一般ゴミとしてだが、資源ゴミとして処分されるケースも20%ある。また大学生は人に譲るなどの回答も多い。人気ブランドや状態の良いものはネットオークションに出品するケースなども。


5 トラブル(複数回答)
@3年以内にあったトラブルの内容
 無回答が父親49.6%、母親47.0%、大学生14.0%と多い。トラブルがない、思い当たらないなども含まれているのかもしれない。

A不満
 母親と父親の不満内容はほぼ同じだが、学生は機能面より価格やデザイン面などに不満をもっているようだ。