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特集ダイジェスト 「ジャパン・ブランド」中国を往く 「日本製」イコール「ブランド」と認識し、ジャパン・ブランドを押し出すべき
ファッション製品以外でも、例えば文房具のコクヨの製品はよく売れていますが、中国人の多くが、コクヨはアメリカのメーカーだと思っています。一方、電気製品や車は日本の製品として認識され、売れています。ソニー、ナショナル、東芝、日立、トヨタ、日産、ホンダといった企業名ももちろん知られています。 日本にファッション企業は中国市場でモノは売りますが、それが日本企業のものだということを、あえて知らさなくてもいいと思っているように見えます。両国の過去のいきさつから、時々起こる不買運動の対象になりたくないと考えているのかもしれませんが、宣伝もせず、日本製であることを知らせていないブランドが多いことはもったいないことです。
中国のTVや雑誌広告の料金は、日本人が思っている以上に高いと思います。しかし、日本企業が広告できないかといえばそうでもありません。若い子に人気のあるファッション雑誌など、日本のものがそのまま中国版になっています。そこで効果的な宣伝ができると思いますが、それをあまりしていません。 もう一つ知られていない理由は、商品の絶対数が少なく、マスで流通していないことがあります。中国のような巨大な国土で限定したマーケットでの展開では、広く周知されることはありません。 続きは本誌に
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