革ものを中心に値上げが進む一方、消費者の価格に対する目はますます厳しくなっている。こうした中、大人に向けたカジュアルを1万円前後で提案する商品が売場で少しずつ浸透し始めている。
本特集では8800〜1万1800円を中心にした1万円前後の売場動向を探るとともに、価格と品質のバランスが取れた値ごろ感のある商品をテイスト別に紹介する。大人カジュアルの切り口で、幅広い年齢層の需要を狙うMDの参考にしてほしい。
08-09年秋冬コレクション
幅広い層に向けたデザインと値ごろ感 |
短靴を価格1万円前後で設定しているレディスブランドの08-09秋冬新製品を、商品タイプ別に4つのカテゴリーに分けて紹介する。価格はいずれも短靴(パンプスやシューズやスニーカー)で8800円〜1万3000円、ブーツで1万円台。
トレンドカジュアル
トレンドデザインを取り入れたカジュアルでは、素材は本革や合皮、人工皮革などさまざま。革以外の場合は本革に近い質感を表現したものと、逆にノン・レザー素材の特質を生かしたものがある。 |
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「ピニャココ」(三鈴商事)¥18,000 |
「ブリジットバーキン」
(ハーモニープロダクツ)¥9,500 |
「モードカオリ」(ABE)¥11,800 |
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「ピニャココ」(三鈴商事)¥10,000 |
「ブリジットバーキン」
(ハーモニープロダクツ)¥11,800 |
「キスコ」(キスコ)¥13,800 |
スポーツカジュアル
ラバーソールの軽快なはき心地に、デザインや素材使いでトレンドを取り入れたカテゴリー。代表的なデザインはウエッジヒールのシューズとバレエタイプ。なかでもバレエタイプはここ数年で提案数が増え、幅広い年齢層に支持されている。今後はブーティーやハーフブーツなど丈のある商品が注目できそう。 |
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「PFフライヤーズ」
(ニューバランス ジャパン) \13,000 |
「オニツカタイガー」(アシックス) \10,000 |
「オニツカタイガー」(アシックス) \8,000 |
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「ミッシェルクラン」(ニチマン) \11,800 |
「ラコステ」(カメイ・プロアクト) \9,800 |
「ラコステ」(カメイ・プロアクト) \8,800 |
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