マドラスコーポレーション（名古屋・中区）は08年12月12日、自社ブランドで構成する紳士靴専門の新業態「マドラスショップ」をオープンした。立地はブランドの宣伝効果や20代層への訴求を狙い、市中心部で若い層の通行量が多い路面。市営地下鉄矢場町駅出口のすぐ正面という好立地だ。
店内は大きく２つに区分しており、入口から手前半分はカジュアルゾーン、その奥はビジネスとドレスのゾーン。カジュアルゾーンは木のシンプルな什器や木目フローリングで明るく開放的な雰囲気を出し、ビジネス・ドレスゾーンは渋い色調のメタリックの壁面やじゅうたんで高級感を演出する。また最も高価格帯となる商品は他の商品と差別化し、店奥の棚にゆったりと片足のみ陳列。
紳士靴専門店は閉鎖型で照明をやや落とした売場が多いが、同店は入口から店奥まで見渡せる構造で照明も明るい。敷居が高く入りにくい印象を与えないよう配慮している。硬い雰囲気になりがちなビジネスのコーナーも木目の丸みある什器で柔らかみを持たせる。また壁面の一部にはレンガを取り入れ、ラフで素朴な温かみを演出。
オーダーシステムを設置
また店奥のレジ前には新店の目玉といえるオーダーシューズシステム「ＭＯＳＳ（モス）」のコーナーを設置した。同店はマドラスが新たに開始した「モス」の売場導入１号店となる。オーダーの手順はイスに座った姿勢での足型計測を機械とメジャーで行い、足囲などの数値を入力すると自動的に最適な木型が選ばれる。
デザインは３種のトウデザインと５色から選ぶ。イタリア製の革（キップ）や裏材に馬革を取り入れるなど品質にこだわりマッケイ製法で仕上げる。国内自社工場で生産、価格は５万２０００円。店頭のウインドーでは販促用の映像でアピールしている。
【データベース】
マドラスショップ 栄久屋大通店
オープン
売場面積
販売員数
扱いアイテム
中心上代
店舗住所
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08年12月12日
20坪
3人（常時2人体制）
「マドラス」「アビーロード」「モデロ」「ビー」など自社ブランド
カジュアル1万5000円、ビジネス・ドレス2万5000円
愛知県名古屋市中区栄3−31−13−1Ｆ
TEL052・263・0533
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路面から店の奥まで見渡せる開放的なつくり（撮影時はセール期間） |
店最奥のドレスゾーンは渋いメタリックの壁面でシックな雰囲気に |
入口手前はカジュアルゾーン。奥はドレス・ビジネスゾーン |
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島什器は高さをやや低めに統一し店内を見渡せるよう配慮 |
オーダーシューズシステム「モス」のコーナーを設置 |
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