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アイテム別マーケティング
スニーカー
他のアイテムとの融合で商品幅や客層が広がる
スニーカー市場に新たな流れが感じられる。他アイテムの要素を取り入れた商品が多様に登場し、特にレディスではバリエーションが増えるとともに客層も広がった。ここでは5店舗での取材をもとにスニーカー市場の販売動向や商品傾向を分析し、各店のレポートも掲載する。取材時期は9月下旬〜10月上旬。
■取材店
レディス主力店:アトモスガールズ ラフォーレ原宿店 シュープラザ 吉祥寺店 アーバンシューズ 横浜ビブレ店

メンズ主力店:ブランチス 吉祥寺店 山男フットギア A店 東京・上野


【売場レポート】

アトモスガールズ ラフォーレ原宿店(テクストトレーディングカンパニー)
レディスはまだ伸びしろがある

スニーカーブティック・アトモスで有名な同社のレディス主力業態。構成比7割のスニーカーほかアパレルや小物も販売している。中心価格帯は9000円〜1万2000円。ディスプレイはブランドの垣根を払い、商品のテイストや形状などで集約している。
 メーカーとのコラボ商品も多数。靴はアパレルほど短期間で作れないため、トレンドサイクルの速いレディスでは一番の課題という。「レディスの受注量やタイミングをより正確に把握できるようになれば、まだまだ伸びしろはあると見ています」(佐藤祐一さん)。
http://www.atmos-tokyo.com/girls/
「リーボック」(アディダスジャパン)¥13,000 「ユービック」(ユービックジャパン)¥8,500 「ナイキ」(ナイキジャパン)¥11,000


山男フットギア A店(ハドソン) 東京・上野
家族連れも入りやすい内装で差別化

靴が入口を埋め尽くすような店が多いアメ横だが、同店では陳列をフックから壁面棚に変え、女性や子供も入りやすい売場に改装した。客層は男性5割、女性と子供5割でファミリーがよく来店する。外国人客のまとめ買いも多く、特にオニツカタイガーやラコステなど日本で種類豊富にそろうブランドが人気。スニーカーの客単価は1万3000円。
「激戦区なので周囲はどこも別注品や珍しいブランドを取り入れています。最近はネットショップも競合相手。差別化はやはり『また来たい』と思われるような接客や売場づくりにつきます」(松永茂さん)。
http://www.yamaotoko.jp/
「ラコステ」(カメイ・プロアクト)¥9,500 「アディダス」(アディダスジャパン)¥13,000 「ナイキ」(ナイキジャパン)¥16,000

全体の販売動向、商品傾向、その他のショップレポートは本誌に