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これで、ロングセラー

「スーパーシュリット」 (シュリット)


足疾患をもつ方々に向けたスニーカーのようなデザインのオートペディシューズ

「障害のあるお子さまに向けて、より良い意匠と機能を満たしたオートペディシューズ(整形靴)を」。こうしたコンセプトのもと、1988年に初代モデルの企画・販売を開始。その後10年をかけた細かなリニューアルの末、ヒモのデザインから現在のベルクロタイプとして完成型にいたったのが、シュリットの「スーパーシュリット」だ。
現在のモデルは98年の登場以来すでに13年目に突入。初代モデルから数えると、じつに20余年のロングセラーになる。この間の90年には大人用サイズのバリエーションも加わり、両若男女問わず、足疾患をもつ方々に愛されるオートペディシューズとして裾野を広げることになった。
 人気の理由は「麻痺足や外反扁平などに悩むお子さまのために、本当にいいものをつくりたい」という情熱が息づいていること。まず意匠は、もともと子供用に開発が始まったことからスニーカーデザインに。いかにも障害者用みたいなイメージを払拭し、ズボンなどで隠れてしまえば他の子供がはく靴と相違なく見えるよう工夫した。
 また障害のある子供の足は華奢なこともあり、軽さとともに歩行のしやすさをサポートする機能を満載。カウンターはかかとをしっかり支える堅い芯入りとし、長さ、幅ともにワイドにとっている。これが揺らぎを安定させる役割を果たし、内反・外反などの障害による倒れ込みを防ぐ。
たとえば麻痺で足の足間接が弱いという場合も、これでしっかり支えるというしくみ。とくに内側の部分はより高く、長く取るなど、きめ細かな配慮も凝らされている。さらにフレアで安定感のあるアウトソールには、歩行しやすいローリング機能もプラスした。

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