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西武鉄道、西武スポーツ主催
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西武鉄道と西武スポーツは5月28日、西武エンジョイウォーキングの一環として「ミズノウオーキング講習会」を西武池袋本店8階で開催した。講師に健康運動指導士で多数のメディアに出演する黒田恵美子氏を迎え、普段の生活でできる正しい歩き方のコツを伝授した。本誌では9月号と10月号の2回で紹介。今回は正しい歩き方につながる座り方と姿勢をまとめた。 正しい座り方は動きの基本 ウォーキングには様々なタイプがあります。モデルさんのようにきれいに歩くことから、山歩き、街歩きといったものもあるんですね。私がお勧めしている歩き方は「関節や筋肉に安全で、かつ長く歩ける」ことを基本にしたもの。関節はふだん動かしている体の部位の中でも自分の体重がかなり加わるところで、動きによる衝撃もたくさん受けます。関節を傷めないためには、じつは歩き方を考えないといけないんです。 ですがその前に、座り方のアドバイスをします。座ったり、立ったり、は私たちの生活で一番多い動作ですが、そこで普段から座り方に気をつけ、身体の中心になる筋肉をつくることをお勧めします。これができると歩くときに気にしなくても、正しい姿勢で動作ができるようになるからです。 いまお座りのパイプ椅子を例にすれば、背もたれから背中の上だけを離して座るのがコツです。背もたれの下はくっつけ上を離す、というカタチを心がけてください。腰がまっすぐに立ち、骨盤もきちんと立つ状態になります。知らない間にいい姿勢を保つための腹筋もついてくるし、比較的背中が楽になってきますので、背骨や首のあたりの筋肉のコリも少なくなります。 もうひとつ覚えていただきたいのが足の問題。私は、自分の体を自分で調整していくケアウォーキングというものを提唱しています。じつは関節痛からなんとなく動かなくなり、寝たきりになる方が全体の20%もいるといわれています。私たちも明日起きるかもしれません。関節痛ができるだけ起きないよう、関節をいたわりながら長く歩こう、という考え方を持ってもらえればと思います。 椅子で足と膝の位置を確認 では椅子に座ったままで、ご自分の足(靴の位置)と膝の位置をうえから眺めてみてください。@足と膝が垂直になっているかA足が広がって膝が閉じているかB足が閉じて膝が広がっているか。誰でもこの3つのうちどれかに当てはまると思います。 足が広がって膝が閉じている方は女性に多い。これは膝のねじれを起こしている状態で、あまりいいことではありません。将来的には膝が悪くなって変形性膝関節症になり、歩けなくなってしまうということにもなりかねません。逆に足が閉じて膝が開がっているのは、腿(ルビ:もも)のチカラが弱っている座り方です。 理想は足も膝も垂直になるよう閉じていること。大変だなと思う方は腿の内側の筋肉が弱っている可能性があります。腿の内側の筋肉が弱ると、O脚になってくるんですね。さわって筋肉がしっかりとしていればずっと真っすぐでいられますから、腿の内側は大事だと思ってください。 続きは本誌に |
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