
ケミカルシューズのMDは、そのままシーズンMDに当てはまる。エレガントからカジュアル、スポーティーまでほとんどすべての分野をカバーし、いちはやくトレンドを吸収する。ブランドものの高級靴が買えなくたって、流行の最先端がここにある。
春夏シーズンに全盛だったラウンドトウに代わって、ポインテッドトウが増えてきた。幅が狭くなり、トウ部分が長くなる傾向も。シャープな印象だ。 |
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店頭を飾るのは、さまざまな形のブーティ。今もっともホットなアイテムである。素材やカラーはまさに百花繚乱。バイカラー、異素材使い、アニマル柄、オープントウ、ビジュー付き、などなど |
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前シーズンから登場していて、人気が持続中だ。一見スニーカーなのだが、7p、10pとけっこう高いヒールが収められている。「足が細くすっきり見える」ところが好調の秘密のようだ。
パンプスにもブーティにも、圧倒的に多いのが起毛素材。秋冬に起毛が多くなるのは定番だが、今年は例年より多め。ほかに、エナメルも健在だ。楽しいのはリミックスで、エナメル×スエード、革×起毛など自由自在 |
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カラーは2色のバイカラー、3色以上を組み合わせたブロックカラーと多色使いも増えている。ブロックカラーは、ときにモンドリアン風な黒いラインを入れて全体を引き締める効果を狙う。
 
他店との差別化は、大量に同一テイストの商品が出回るケミカルシューズの分野にとっては至上命題。「ここしかない」ショップ限定商品、キャラクターとのコラボ商品が人気をよぶ。アイデアを使ったキャッチーで楽しい商品も盛り沢山。
 
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