|
||||||||||||
|
||||||||||||
効果的に演出する3つのポイントディスプレイの第一の目的とは、離れた場所にいらっしゃるお客さまを、商品に手が届くところまで連れてくることです。どんなに魅力的な商品も、お客さまが「商品を見て、手に取る」ことがなければ、決して買ってはいただけません。離れたところからお客さまの目を引き付け、お店や商品をもっとよく見てみたいと思わせなくてはならないのです。 靴やバッグなどの商品はそれ自体が小さいものが多く、商品だけで目を引くことはできません。インパクトがあり、遠くから目を引き付けるディスプレイには、次の3つのことが必要になります。 1. 訴求要素を絞る限られたスペースでいろいろなことを訴求しようとすれば、それぞれの訴求要素は小さくなってしまいます。それでは遠目からはよく見えません。それには、@アイテムA色BブランドCデザインD価格、など訴求要素をできるだけ一つに絞りましょう。要素を一つに絞れば、それだけでもプレゼンテーションのパワーは大きくなります。 2.規則性を感じさせる商品の形や色、サイズなどの配列に規則性を持たせ、商品一つひとつではなく、ディスプレイ全体で訴求することが肝要です。@大→小、A高→低、B薄色→濃色、C明るい色→暗い色、D寒色→暖色、など秩序のあるものに作り出したり、全体を左右対称にまとめるなど、一定の規則性を持たせるようにしましょう。3.リズムを感じさせるディスプレイを繰り返すことで、全体のリズム感を作り上げます。リズム感は人の目を楽しませ、ワクワクさせる効果があります。お店全体、ディスプレイ全体にリズム感があることで、よりインパクトのある訴求になります。@同じ形を繰り返すA同じ大きさや大小を繰り返すB同じ色や色違いを繰り返す、など一定の秩序とリズムを感じさせることがポイントです。☆低コストで効果的なレイン・シューズの演出 今回はこれからの季節の主力テーマである「レイン・シューズ」を演出する、手間を掛けずに、低コストで簡単な手作りツールをご紹介します。 ●プランA/大人に向けたエレガントな演出大人の女性のための、ベーシックでエレガントなレイン・シューズを訴求します。ここでは梅雨時の季節感を表現するため、雨の景色をストレートに演出します。 @ 透明の筒の下半分に緑の紙パッキンを、その上にアジサイの造花を植え込み、シューズの陳列台にします。靴など比較的小さなアイテムの訴求には高さの変化が不可欠です。 A からブルーの紙テープを垂らして、雨が降っている様子を表現します。 B にはブーツを、中央にはコーディネイトするバッグを、右の筒にはパンプスを置き、全体を三角形にまとめましょう。商品はモノトーンで統一するとよりインパクトが増します。 C Rain Shoes Fair」などのタイトルPOPとそれぞれの商品のプライスを付けるのを忘れずに。 ●プランB/若い世代に向けたカジュアルな演出若い世代に、よりカジュアルな感覚で、普段身の回りにある日用品を生かした演出ツールを使い、遊び心のある提案をします。 @ ミネラルウオーターの青いボトルを並べ、その上に透明な板を載せて陳列台に。中央は2段にして高さの変化をつけます。ミネラルウオーターはインポートものを使いましょう。日本語より読めない文字のほうがオブジェとしてのイメージが良いようです。 A ブルーのストローを10pくらいの長さに切り、ブルーの糸でつなぎあわせます。上から吊って雨のイメージを演出します。 B 商品はカーキやネイビーのスポーティーなもの、モノトーンのシックなもの、花柄などのフェミニンなものにグルーピングし、整理整頓しましょう。 |
||||||||||||