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靴も雑貨のひとつとして展開

今年はスポーティーブームもあって、市場ではスニーカーが快進撃を続けている。フェミニンなワンピースにも厚底スニーカーを合わせるコーディネイトが増え、ストリート系の客層以外にもスニーカースタイルが広がった。
この流れに応えるように、25〜35歳の女性に向けたシューズと雑貨リミックスの新業態ショップ「シャルロット(charlotte)」が、今年4月に渋谷と新宿にオープンした。ライフスタイル型業態が拡大するなか、靴も”雑貨”のひとつとして展開する業態店であり、新鮮な展開だ。
店名の「シャルロット」とは、パリに住む28歳の架空の女性の名前。彼女のライフスタイルをパリのマルシェをイメージして展開している。展開アイテムは靴、バッグ、帽子、アクセサリー、ルームフレグランスなどで、靴が7割ほどを占める。
「ヌォーボ」に代わってオープンした渋谷店の売場は、1階と中2階の2フロア構成され、売場面積は約20坪。1階はシューズやバッグ、アクセサリーなどを雑多に並べる。中2階はソファが置かれ、ルームフレグランスなどもそろえて彼女≠フプライベートルームにいるようなリラックス感を演出する。

スニーカーとの新しいコーディネイトを提案 

渋谷店ストアマネージャーの藤岡千夏さんは、「スニーカーショップのようなスチール棚などは一切やめ、家具や木棚を使い、アンティークなトランクなどを探してディスプレイにも気を配りました。ストリート色が強く、男性的な売り方になりがちだったスニーカーを、女性が気軽に入れる店にしています」と店づくりを語る。
「ニューバランス」、「ナイキ」などアスレティックスニーカーも、エレガントなパンプスやバッグと共に、違和感なく混じり合う。母と娘など世代を越えて幅広い客層が来店するのも特徴だ。「お客さまは、スニーカーにはき替えるとそれに合うバッグも探されるようです」。大振りのキャンバストートやカジュアルなクラッチも実売として動いている。客単価は8000〜1万円前後。今後、都心部を中心に20店舗ほどに拡大していく計画だ。

▽シャルロット渋谷店
東京都渋谷区神南1-12-18
TEL:03-3462-1001