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日比谷通りに面したリーガルシューズ新橋店内にある「リーガルシューケアステーション」は、購入後のライフスタイルシーンを創造し、サポートするという目的のもと、今年2月25日にオープンした。 靴の手入れから、傷の修復やヒールの付け替えなどの修理、いま話題の染め替えなどにも対応する。東京・新橋のビジネス街に立地するため、シューケアステーションの顧客の約9割はサラリーマンである。40〜50代の男性層が中心で、30代以下の若い男性層にも手入れに関心のある人が増えている。 「オープン当初からクイックのお客さまが多く来店されます」(谷純店長)。短時間で靴を磨くクイックは、靴の修理時に依頼されるケースと、外の看板を見て10分で靴を磨いてほしいという2つのケースに分かれる。 シューケアは@クイック(ブラッシング→汚れ落とし→乳化性クリーム)Aケア&シャイン(ブラッシング→汚れ落とし→乳化性クリーム→コバインク→靴内除菌・消臭)Bケア&ハイシャイン(ブラッシング→汚れ落とし→乳化性クリーム→コバインク→靴内除菌・消臭→鏡面仕上げ)の3種類のメニューがあり、ユーザーの状況や好みに合わせてチョイスできるようにしている。 「きれいになったね、ありがとう」の声を聞きたくて「お手入れする靴のほとんどは、革が乾燥しています。また、つま先とかかとの内側がこすれていることも多いので、それもお手入れするようにします」(同)。近年、靴のお手入れや靴磨きに関心が高まっているとはいえ、手入れに関する知識はまだまだ知らない人が大半だ。そのため、靴の手入れをしながら、ケアの手順や革に栄養を与えるなどの知識を丁寧に伝え、正確な手入れ方法を知ってもらうようにしている。 「クリームは持っているけれども、クリーナーを持っていないという方が目立ちます。クリームの上にクリームを重ねていくとつやが鈍ります。まずクリーナーで汚れやクリームを落としてから、再びクリームを塗ることが大切です、ということを会話の中でご説明をします」(同)。 説明に納得してもらい、クリーナーを購入する人も少なくない。 シューケア用品は、リーガルシューケアシリーズとコロンブスのシューケアシリーズ「ブートブラック」をラインアップするほか、シューレースなどもそろえている。店内でのシューケアにもリーガルシューケアシリーズを使っているので、お手入れ法がわかりやすいと評判だ。 「スーツがピシッと決まっている方でも靴が汚れているとかっこよさが半減します。靴にも気を使って、さっそうと歩いていただきたいという思いがあります。みなさまにかっこよくなっていただきたいという気持ちで靴のお手入れをしています」(同)。 磨きあがった靴をはいて、「きれいになったね、ありがとう」という歓びの声を聞くときが、「この仕事をしていてよかった」と思う瞬間だ。 “磨かれた靴をはいた日は輝く一日の予感”という店頭のメッセージが店に浸透しているようだ。 所在地 :東京都港区西新橋 1-16 -5コニシビル 1階
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