今月の記事・ピックアップ 2015・11
 HOME > フットウエアプレス > 新ショップ  「マイワリサ」 小田急百貨店新宿店 
新ショップ  「マイワリサ」 小田急百貨店新宿店 メイド・イン・タイランドのカラフルなフラットシューズを展開 

カラー展開と素材変化で見せる

8月26日に小田急百貨店新宿店の2階、サンドリーズアレーのコーナーに、タイのシューズブランド「マイワリサ」がオープンした。7坪のこぢんまりした店内には、キーカラーのフューシャピンクのロゴに、カラフルなフラットシューズが一面に並んでいる。
 棚置き陳列ではなく、靴が宙に浮いているようなディスプレイ。一目で20種類ものアイテムが目に入るような陳列は、どれかひとつを思わず選びたくなるような演出だ。
 「イベントスペースのポップアップショップから始まりました。その時は、タイ製の靴はまだ珍しく、他にはないような素材とカラー、シンプルなフラットシューズの木型というところで人気を得ました。特殊な紙素材や藁素材、メッシュなど職人さんが一つひとつが手作りの素材を多く使っています。タイの職人さんはとても手が器用です」と語るのはマーケティングマネージャーの中川進士さん。
 サイドカーブで足のラインを綺麗に見せるシルエット。また、レザーでは出来ない木目調のプリントやキャビアネイル調素材など、個性的な素材使いが「マイワリサ」の特徴だ。



日本市場に向けたアイテムも提案

 タイで生まれたシューズブランド「マイワリサ」。「靴好きの女性達が満足できる靴を作ろう」と考えたデザイナー2人が、バンコクに1号店を立ち上げた。
 日本では2012年春にJ miracle(ジェイミラクル、李吉裕社長)により、オンラインショップがスタート。13年7月には東京・代官山に直営店をオープンさせ、国内でのファンを開拓してきた。
 「お客さまからは“靴売場にはぜったいにない商品よね”と言われます。木型も1型に絞り込み、アッパーデザインでバリエーションをつけているラインアップなので、雑貨っぽい雰囲気もあります」。
 特にフラットシューズは、気軽にはけるタイプで、妊婦さんやヒールが無理な外反拇趾の方などに人気があるという。
 常夏のタイではフラットシューズがメインだが、日本向けとしてブーツやオクスフォードタイプも提案されている。他にないちょっと個性的な“メイド・イン・タイランド”の靴だ。