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特集 スニーカー通勤


「スニーカー通勤」は、本誌1月号に続いて2回目の特集になる。
3月1日には、スポーツ庁が提唱した「FUN+WALKプロジェクト」がスタートした。当日行われた周知イベントでは、スポーツ庁の鈴木大地長官をはじめ、スポーツ企業や飲料メーカー、百貨店なども参加し、官民連携のプロジェクトとしてスタートを切った。
プロジェクトは、ビジネスマンに対しては「スニーカー通勤」を推奨している。同様の提唱では、クールビズがあり、すでに定着しているが、今回の「スニーカー通勤」は足元にスポットを当てており、靴売場にとって大きなビジネスチャンスである。
スローガンは分かりやすいよう「スニーカー」を前面に掲げているが、アスレチックシューズに限らず、軽快でスポーティーな通勤<Xタイルととらえて、売場では靴を3カテゴリーで提案したい。つまり、「アクティブ・スニーカー」「カジュアル・スニーカー」「ビジネス・カジュアル」というように。
いずれも、すでに売場にあるアイテムであり、すぐにでも編集できるテーマである。売場独自のアイテム編集と同時に、スタイル提案のビジュアルプレゼンテーションやポスターやPOPを使ったMD発信が需要になる。



@アクティブ・スニーカー
コート系スニーカーなど定番&クラシックスニーカー

通勤に、あるいは仕事中にはくスポーツシューズをアクティブ・スニーカー≠ニして商品構成する。ただし、すべてのスポーツシューズを取り上げりのではなく、ビジネススタイルと相性の良いコートタイプを中心に提案する。

ここでは「クラシックコート」「バルカナイズ」「フューチャースポーツ」「スタイリッシュウォーク」などが挙げられる。








Aカジュアル・スニーカー
レザースニーカーなどレース・アップタイプ

 定番のレザースニーカーを筆頭に、国内外のシューズブランドが打ち出すスポーティーデザインのカジュアル靴を、ビジネスシーンではく靴として提案する。

カテゴリーを明確にするために、レースアップシューズを基本とし、アウトドアやソールの厚いウォーキングシューズは除外し、ジャケパン(ジャケット+パンツ)スタイルなどに合わせやすいものでくくる。








Bビジネス・カジュアル
機能ソール装着のスーツでもはけるドレス

 スーツでもはきこなせるビジネス・カジュアル≠打ち出す。ここでは黒、茶を中心に、クラシックなドレスやスリッポンを除く、ヒモ付きドレス・カジュアルを主力に構成する。

加えて、最近はスニーカーに使われるハイテクソールと組み合わせた「ハイブリッドドレス」も開発されており、「スニーカー通勤」のビジネス・カジュアルとして期待できる。