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かつてレディースのサンダル着用率は、ピーク期には70%を越えていたが(トレンド世代の着用率)、近年は真夏でも半数程度にとどまっている。昨年あたりから、トレンドでサンダルの注目度が浮上しつつあるが、今年のサンダル傾向はどうなっているのだろうか。今回は都心の中でも、サンダルの着用時期が早い、渋谷系ファッションの女の子たちにフォーカスし、2018年のサンダル傾向をウォッチング。16〜29歳のトレンド世代に絞って、彼女たちのサンダル傾向を探った。 サンダル着用率は渋谷系でも4割程度調査日は晴天、最高気温は28度ということもあり、サンダルの着用率は高まっていたものの、渋谷でも4割程度にとどまる。パンプスやカッターからサンダルに履き替えている人が多いと想定できるが、渋谷でも「スニーカー」の着用率が全体の3割弱と下がっていないのが大きな特徴。以前のスニーカーブームは一過性といわれていたが、今回のスニーカーはロングヒットとなり、渋谷系の女の子たちにもかなりの割合で定着しているようだ。【タイプ別ベスト5】 厚底、高寸系に注目渋谷=厚底というイメージが強く、ヒールの高いウエッジや高寸+チャンキーヒール、スーパー厚底のプラットフォームなどのサンダルが、ほかの地域と比較すると多い。しかし、ベタサンダルやビルケンタイプなど、薄底タイプも割合が高く、渋谷でも分散化傾向が見られるのが今年の大きな特徴。ただし、シャワーサンダルなどのスポーツサンダルの割合は、昨年と比較すると大きく減少しており、セクシーでクールなイメージの渋谷系らしいサンダルが、再び注目を集めている。【カラー別ベスト5】「黒」に人気集中今年の靴トレンド全体では、赤やイエロー、グリーン、ラベンダー、ピンクなどの色提案が必須となっているが、渋谷系ファッションでは、その流れに反し「黒」がサンダル全体の半数以上を占めた。ナチュラルな雰囲気のウエッジサンダルも、アッパーは黒でセクシー&クールな雰囲気で合わせるのが渋谷系の大きな特徴。一方、定番の「茶」や「ベージュ」の割合が非常に少なく、「白」や「グレー」「シルバー」が、新しい定番カラーとして人気が広がっている。渋谷系ファッションに向けたカラーMDも修正や調性が必要と言える。 |
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