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特集 売場動員力を高める工夫・アイデア

売場の魅力を高め、商品をアピールし、来店客の動員を促すために、お店の販売員が行っている演出の工夫やPOPアイデアなどを集めた。ディスプレイ業者によるつくりこんだプレゼンテーションよりも、現場のスタッフが考え、接客から得たヒントからのプレゼン・アイデア、手書きPOP、親しみのある商品解説は説得力がある。


手作りPOP


大きな文字を目線の高さで見せる

黒いボードに白文字で手書きされたPOPを多用している。2種類あり、大きめのボードには、「おしゃれなパンプス」などコーナー表示をする。小さめのPOPは紙を使い、ピンポイントで商品を説明している。遠くからでもわかるように大きく書き、目線の高さに置いている。(マーレマーレ デイリーマーケット ミーツ国分寺店)

手に取り、確かめたくなるようなコピー


「中敷きがふわっふわ!」「軽くてらくちん」といった一言で商品の特徴を訴えるPOPが、商品の横に提示されている。すると、靴を手に取り、ふわっふわ感や軽さを確かめる人が増えるという。一言コピーの絵が添えられ、楽しいPOPにしている。(マーレマーレ デイリーマーケット ミーツ国分寺店)




履いてみた実感を商品説明に使う

接客時に聞いたリアルなエピソードや、スタッフが実際に使ってみて、実感したことからPOPのコピーを考えている。売場のウォーキングコーナーには「私たちが履いているからこそ、心からお勧めできるんです」、パンプスコーナーでは「このサンダル走れるんです! 無遅刻無欠勤記録が途絶えなかった」というコピーが書かれている。(一心堂)



商品イメージをビジュアルに表現する

婦人フロアの壁面に、ブランド表示のポスターとともに、スタッフがインターネットで探したフリービジュアルをプリントアウトして貼り、ポップな女性に向けた靴をイメージっさせている。また、陳列棚にはブランド表示のミニイーゼルを置き、コーナーを案内している。(アオキ)





「スニーカー通勤」を機能ビジネスで提案

各種POPで訴求する「FAN+WALK」コーナー。ここではスーツ派に向け、スニーカー通勤のスタイル提案と一緒に、バイヤーズセレクションとして、機能的なビジネスシューズをPOPで訴求している。ビジネスシューズを提案する旬のキャンペーンとして、売場では力を入れている。(グリーンボックス イオンレイクタウン店)



墨文字とカラーイラストで読まれるPOP

書家でもある店長の、流麗な手書きPOPが店内各所に並ぶ。商品の内容やセールスポイントを端的な言葉で表現するだけでなく、墨文字の中に、カラーのイラストを描いたPOPにしている。サラリーマン風男性のイラストには「仕事で”ピカ”と光るあなたは、靴も”ピカ”と輝いています」と添えられ、思わず見入ってしまう。(TOMOE)




就活学生にビジネスシューズをアドバイス

1階の紳士フロア中央では、スタッフのコメントとイラストを書いたPOPを置き、ビジネスシューズを紹介している。就活の学生に向け、メイド・イン・ジャパンのリーズナブルな靴を取り上げているが、スタッフが伝えたいおすすめの理由や商品特徴を完結に書いている。(アオキ)