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シューズウォッチング スニーカー感覚で履ける革靴高橋智史/アジアリング

当ウォッチングでは第3弾となる「スニーカー通勤」スタイルを、東京・有楽町でウォッチングした。
ビジネススタイルでの浸透率は? そんな疑問から、今回の調査はよりビジネススタイルに焦点を合わせ、男性の場合、スーツとジャケパンスタイルに限定。女性の場合、スーツとコンサバファッションに特化することで、よりリアルなビジネス通勤スタイルでの浸透率を割り出してみた。
男女共に27〜59歳の通勤スタイルを調査対象とした。



【メンズ傾向】
スポーティー調のビジネス革靴

スーツとビジカジスタイルのビジネスマンの、スニーカー着用率は13・3%に留まっている。ただし、「カジュアル・スニーカー」に含まれる、レザースニーカーやビジネス・スニーカーや、高機能+ハイブリッドドレスの「ビジネス・カジュアル」の着用率は高まっている。このスタイルがビジネスマン全体の半数近くを占め、スニーカーのような履き心地の快適シューズを選んでいる。
その一方で、ここしばらく主流となっていた「ロングノーズドレス」は、若い世代から着用が見られなくなり、完全にアダルト化している。
靴業界では、スタイリッシュな「ハイブリッド・ドレスシューズ」「ビジネス・スニーカー」「カジュアル・スニーカー」「レザースニーカー」など、スニーカー感覚で、ビジネスシーンでも履ける革靴を強化し、高品質商品をどんどん販売していきたい。



【レディス傾向】
通勤靴はスニーカー&フラット



スーツとコンサバスタイルに限定した女性のスニーカー着用率は約7%に留まった。初秋とは言え、34度近い猛暑が続いていることもあり、「サンダル」やオープンの「パンプス」「フラット」などが主流だ。
ただし、ハイヒールやピンヒールの着用率はかなり減少しており、エレガンス志向の高い女性も、「ローヒールのサンダル」や「ベタサンダル」「フラット」「スニーカー」など、これまでカジュアルと言われたアイテムを選んでいる。これは流行が続くワイドパンツやマキシ丈のスカート、ワンピースと相性が良いことがある。
通勤ファッションでもスニーカーと合わせて、エレガンス志向の高い女性に対して、フラットシューズの提案も必須となっている。