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足の悩みに関する意識調査
 Fitfit(フィットフィット)がインターネットにより、全国の40~60代の女性1413人に
アンケート「足の悩みに関する意識調査」を行った。
ミセス、シニアの履き良い靴に対するニーズは高い一方、
ファッション性への要求が高いことが分かる。
(期間は2016年7月6~10日)
40~60代女性の8割以上が外反母趾に悩む
Q1 足・靴に関する悩みを抱えていますか?

悩みのトップは外反母趾

 「足・靴に関する悩みを抱えていますか」という質問に、81・1%が「はい」と回答している。うち、最も多かったのが「外反母趾」(42・4%)、次いで「ヒールの高い靴が履けない」(38・8%)、足が疲れやすい(37・9%)となった。




Q2 自分は外反母趾だと思いますか?

半数近くが外反母趾

「自分が外反母趾」だと思っている人は28・2%いた。「どちらかといえば外反母趾」だと思う人は20・7%おり、合わせて48・9%の人が外反母趾の自覚症状を持っている。
外反母趾に悩む人たちは、年代が高くなるにつれて増え、40代では17・0%、50代では25・9%、60代では37・2%にのぼっている。



Q3 外出時、足のトラブルを感じたことは?

買い物と旅行のシーンで出現

外反母趾の自覚症状がある人に「出かけている最中に、足のトラブルを感じたことがありますか」と質問したところ、「はい」と回答した人が94・8%にのぼった。
トラブルを感じたシーンは「買い物」が64・4%と最も多く、次いで「旅行」が35・9%、「レジャー」が26・9%となった。
 長年足を酷使した結果、年を重ねるにつれて外反母趾など足のトラブルにみまわれるようになり、そのためにショッピングや旅行が楽しめないという、中高年女性の実態が明らかになった。




Q4 靴を購入する際に重視する点は?

「履き心地」「履きやすさ」が8割以上

「靴を購入するときに重視する点は」の質問には、「履き心地」が87・4%で第一位、「歩きやすさ」が80・3%で第二位となった。次いでデザイン(71・8%)、価格(55・3%)の順。履きやすく、歩きやすいのは当然だが、デザインや価格も重視するという結果となった。
デザインは前回調査(13年)から約20ポイント、価格は約15ポイントのアップ。ブランドについては、約12ポイント減っている。年々厳しくなる中高年女性の眼が、数字となって表れている。




Q5 1年以上履いていない靴はありますか?

2億足の「履いていない靴」を所有

アンケートでは足の悩みと同時に、「1年以上履いていない靴がありますか」という問いも行っている。結果は、92・2%の人が「ある」と回答している。
この「履いていない靴」を買った理由の第一位は「デザイン」(77・8%)、第二位は「価格」(35・6%)という結果となった。
履いてない靴は「何足ありますか」という問いには、平均で7・7足の靴を保有していた。統計庁が発表した2016年の男女別人口によると、40~60代の女性は全国に2640万人いた。単純に計算すれば、約2億足の「履かれていない靴」が日本中に眠っていることになる。