今月の記事・ピックアップ 2019・1
 HOME > フットウエアプレス > シューズウォッチング「セクシーブーツ」浮上する 
シューズウォッチング「セクシーブーツ」浮上する

12月入り、やっと寒さが本化かしてきた。厚手のアウターとブーツが本格化する時期だが、ヤングトレンドのブーツ傾向はどうなっているのか? 東京・原宿のラフォーレ前交差点でトレンド層の女性(16〜29歳)に限定し、彼女たちのブーツ傾向をウォッチングした。

全体傾向
分散化傾向にある人気タイプ

初秋からカジュアル短靴の着用は増えており、チャンキーヒールを使用したヒールアップのオックスフォードやローファー、スーパー厚底のオックスフォードなどの短靴が、一大トレンドとなっている。アバンギャルド色の強いカジュアル短靴を、女の子らしいスカートやワンピースにも組み合わせるのが大きな特徴。
アパレルでは、ミニスカートやショート丈のワンピースが復活しているが、そこにあえてカジュアル短靴やショートブーツを組み合わせて、足の露出を高める着こなしが、ヤングでは大人気となっている。全体ではブーツの着用率は増えているものの、「カジュアル短靴」と「スニーカー」の着用率はほぼ同率となった。

オーバーニーとストレッチが復活

ブーツのタイプ別と丈の長さ別を調べてみた。
初秋では、「ドクターマーチンタイプ」に人気が集中していたが、寒くなりチャンキーヒールを使用した高寸の「サイドゴアブーツ」や「レースアップブーツ」へ傾向が移っている。
ギャル全盛期時代の「厚パン+高寸」を彷彿させるブーツも登場しており、セクシーなブーツが再燃している。その流れで、「オーバーニー」や「ストレッチ」のエレガンスブーツも再登場。ストレッチはベロア調やスエード調の素材アレンジが新鮮。
一方、オーバーニーブーツは、ロングニットやロングコートと組み合わせて、レイヤード感を楽しむのがポイントとなっている。