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アメリカ、カナダからのバイヤーが増加第87回ミカムは、9月10日から4日間の日程で、イタリア・ミラノのロー見本市会場で開催された。出展社は1304社(イタリア716社、インターナショナル588社)で、前年同期に比べ60社減少、そのうち55社がイタリアメーカーでさらに減少した。明るいニュースとしては、イタリアメーカーの「デル・カルロ」が10年ぶりの復活し、新体制となったオランダの「ビッケンバーグ」が出展した。 来場者は4万3000人を数えた。前年同期に比べ、インターナショナルバイヤーは減少したが、イタリアバイヤーが2・5%増加した。国別ではロシア、フランス、ドイツからの来場者数は減少し、スペインからは10%増加した。さらに、同時期にアメリカで靴見本市が行われていたにも関わらず、アメリカ(35%増)とカナダ(38%増)からの来場者は大幅に増加した。EPA(経済連携協定)発効を見越して日本からの来場者が多いと思われたが、予想外に少なかった。 「今回の結果から、ダイナミックなバイヤーの変化と見本市にかける時間が割かれていることが分かった。ミカムは各国でのプロモーションを推進させていく必要がある」とイタリア靴メーカー協会のアンナリタ・ピロッティ会長はコメントしている。 <商品トレンド> 注目はロングブーツ 今シーズンはブーツが主役となりそうだ。ショートからミディアム丈のウエスタン、バイカー、サイドゴアが豊富に提案されており、これまで影を潜めていたロングも登場している。 スニーカー人気は続いており、さらにボリュームアップした極厚ソール使いのスニーカー、シューズブランドが提案するスニーカーシューズなどアイテムの幅が広がっている。 ヨーロッパではラグジュアリーブランドの影響で、ビットモカシンが人気だが、日本に浸透するのはまだ時間がかかりそうだ。 木型はポインテッドトウからソフトポインテッド、スクエアへ移行しており、トウはより長くなっている。 素材ではガラスのようなツヤ感のあるレザー、クロコダイル型押し、パイソン柄、英国調モチーフが人気だ。
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