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Autumn&Winter2019-20 The Bag Show MIPEL 「ミペル」

日本企業も参加するアクセサリー&バッグ展

350ブランド出展、来場者数1万2000人超す


 2019−20年秋冬バッグコレクション、第115回「ミペル」は、2月10日から4日間の日程でイタリア・ミラノのロー見本市会場で開催された。靴見本市「ミカム」との併催で、ヨーロッパを中心としたアクセサリー&バッグをトータルでオーダー出来るグローバルな見本市で、毎回350以上のブランドが出展、1万2000人以上の来場者数を数えている。
今回は新規50ブランドが出展、20ブランドがカムバックした。来場者は前回比7%増となったものの、前年同期比では2%ほど下げている。
「ミペルはインターナショナルグッズをプレゼンテーションする見本市であり、グローバルマーケットを網羅している」とミペルのリッカルド・ブラッチャリーニ会長はコメントしている。

世界販売に乗り出す「ディスコード・バイ・ヨウジヤマモト」

 「ディスコード・バイ・ヨウジヤマモト(Discord by Yoji Yamamoto)」は、2014年に「ヨウジヤマモト」が設立したラグジュアリーアクセサリーブランド。前回は招待デザイナーブランドとしてミペル出展したが、今回は通常の出展社としてプレゼンテーションを行った。
「ブランド立ち上げ以来、日本で生産してきましたが、工場や素材など国内だけでは限界があり、イタリア生産を増やす考えです。また、ヨーロッパでの展開も考えてミペルに出展しました」と語るのは、同ブランド事業開発部の山川真さん。
 日本ではヨウジを知らない世代に購買層が広がっており、次世代に向けたブランド展開ともなっている。
「来場バイヤーは決して多くはありませんが、スウェーデンのセレクトショップやカナダからの大手バイヤー、イタリアのリナシェンテからも興味を持ってもらいました」と山川さん。
 ブランド名の“ひずみ”を表すように、非対称デザインのバッグやポシェット、財布とヨウジワールドを提案している。FOB価格は125〜400ユーロ。