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晴雨兼用のファッション性のある商品をトータル展開 傘はUV仕様で晴れの日でも使える卑弥呼レインは、池袋駅西口から延びる地下街・エチカ池袋に出店する。同地下街は、地下鉄の丸の内線、副都心線、有楽町線につながっており、人通りが多い。オープンは2018年3月で、1年が経過している。同店は2号店となり、ほかに福岡と大阪に「卑弥呼レイン」のオンリーショップがある。いずれも百貨店以外の人通りの多いロケーションに出店している。9坪の売場には、ブーツ、パンプス、スニーカーといった靴のほか、カサ、ウエア、バッグが陳列されている。トータルコーディネイトをねらったアイテム構成であり、撥水性や透湿性など雨の日仕様の商品としているが、カサには全てUV加工を施すなど、晴れの日でも使えるファッション性のある商品を提案している。 PUやPVOニットなどの素材を使い、靴で8500〜1万5000円とリーズナブルな価格を打ち出している。ここでは、「卑弥呼」ブランドを知らない20歳からの若者層に向け、「卑弥呼」ブランドの認知度を広げたいという狙いもある。 梅雨シーズン前後でも安定的に売れるレイン関連の商品をトータルで提案する、レインギアのオンリーショップ展開は、同社にとって初の挑戦であった。1年間のアイテム別売上げ構成では、靴が66%を占めた。靴以外では、販売点数ではカサの売れ行きが良く、ウエアとバッグがほぼ同数となっている。雨の日が多い6月や台風シーズンの9月をピークとし、その他の月の売上げ変動は、それほど大きな差は無いという。 「雨が降っているかどうかは、その日の売上げに大きく影響するわけではありません。梅雨シーズンを前に用意する方や、途中で雨に降られたことを後悔して、レイン対応の商品をそろえる方もいます。この点では、普段からレイン提案をしているショップのメリットは大きいです」(販売営業部 店舗販売グループ スーパーバイザー、百瀬尚代さん)。 また、サイズに縛られないウエアやカサなどのアイテムをそろえることで、既存の卑弥呼シリーズには少なかったプレゼント需要があることも、「卑弥呼レイン」の特徴だという。 靴の売れ筋トップは、35mmヒールのリボン付きパンプス。次がレースアップ・スニーカーとニットアッパーのスニーカー。いずれも晴雨兼用のファッション性を備えた靴だ。 すでに複数の靴を所有するリピーターもおり、さらにデザインバリエーションを増やして欲しい、との声も聞かれるという。 |
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