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18年度靴輸入実績(2018年4月〜19年3月の輸入通関統計から集計)

革靴は1次、2次とも前年を下回る


――スポーツ、キャンバス靴は順調な伸び










 輸入靴合計 6億7523万足 
 

18年度の日本の靴輸入足数は、6億7523万足、前年比104・1%と、前年を上回っている。
品目別ではキャンバス靴が最も多く、全体の56%を占める。伸び率も最も高く、7・2%の伸びを見せている。
前期は2ケタの伸びを見せたスポーツ靴は、当期は5・0%の伸びながら、依然順調な伸びを見せた。スポーツ靴の80%を占めるのが非革スポーツとなるが、伸び率は非革、革スポーツとも5%台の伸びだった。
国別では、足数では中国が圧倒的で、全体の78%を占める。上位10ヵ国の順位は前期と変っていない。



 革靴 2255万足 
 
1次、2次革靴に革スリッパを加えた全革靴の輸入足数は2255万足、前期比94・4%と下げている。金額は1027億円、同95・8%となり、足数、金額とも前期を下回っている。革靴足数での1次対2次の比率は32%対68%で、EPA(経済連携協定)やFTA(自由貿易協定)の進捗もあり、2次革靴が1ポイント比率を高めている。
国別では上位10ヵ国の顔ぶれ、順位に入れ替えがある。1位のカンボジアは前期に続いてトップ。ベトナム、インドネシア、タイが前期を上回っており、ベトナムと中国、インドネシアとラオスの順位が前期と入れ替わっている。また、タイが10位に入り、スペインが11位に下がっている。
足数6位のイタリアは、金額ではトップで、これは不変である。