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特集 最新SCの狙いと靴・バッグ

 コレド室町テラス 本質を感じ取る、新しい日本橋文化発信の場  

歴史と伝統を持つ日本橋で、「価値ある時間を過ごす場所」をテーマにした「コレド室町テラス」。2階フロアには台湾発、暮らしと読書を繋ぐ文化発信の拠点「誠品生活」の日本1号店が入店。訪れる人々にとってモノ・コトの背後にあるストーリーに共感し、本質を感じ取ることを通じて集い、遊び、くつろぐ、新しい日本橋文化を提供する。

▽東京都中央区日本橋室町3-2-1



コレド室町テラス 土屋鞄製造所 日本橋店

手作りの温もりをバッグと木工組子で訴求

ランドセルづくりからスタートした「土屋鞄製造所」。全国にはランドセル専門店、大人向けバッグ専門店を合わせて23店舗を構えているが、日本橋店はバッグのフルラインを見てもらう場として位置付ける。通りがかりにロゴを見て、大人向けの製品を初めて知る方も多いそうだ。
店内は京都の木工職人が組み上げた壁の木工組子や、レンガを積層するようにし「時間の経過」を表現。手作りの温もりが感じられる。商品はメンズ、レディス、ユニセックス、革小物がそろい、ECで販売実績のあるロングセラー製品も手に取ることができる。「日本橋は、今も昔も東京の文化の中心地であり、江戸時代から職人の町としても賑わいを見せてきた町で、弊社と相性が良いと出店を決めました。入店しやすいこともあり、お仕事の方からファミリー層まで、幅広い客層にご来店頂いています」(杉田歩店長)。



日本橋島屋S.C.本館  4館が一体となった日本橋の顔となる商業施設

 2018年9月25日に、日本橋島屋S.C.新館(専門店)がオープンし、4館(本館、新館、東館、タカシマヤウオッチメゾン)が一体となった、約6万6000uの「日本橋島屋S.C.」が誕生した。
早朝から営業する店舗や、気軽に使える“コト体験” を提供する店舗など、日本橋を生活拠点とする日本橋生活者のニーズを満たす店舗がラインアップする。

▽東京都中央区日本橋2-5-1





日本橋島屋S.C.本館 ゲンテン

環境配慮の革で“心地よい暮らし提案

1999年に「環境を守る、新しいライフスタイルを提案するブランド」として生まれた「ゲンテン」。環境や資源に配慮した素材やものづくりを通じて、“心地よい暮らし方”を提案している。日本橋島屋店では、バッグ売場の大きな壁一面でシリーズを展開。丁寧な手仕事が伝わるよう、見やすいディスプレイも意識している。「最近では軽いものをお求めの方が増えています。また一本ずつ異なる経年変化を楽しめる牛革の他に、焦がし加工を入れたヤギ革などの人気も高いです。ゲンテンの定番デザインであるカットワークを施した透け感のあるシリーズもバッグ、革小物の両方でファンが多い」(池田由起子店長)。


日本橋高島屋S.C.新館  パトリック ラボ日本橋

親子おそろいのシューズを提案

6店舗目となる「パトリック」ブランドの直営店。壁面什器と中央ステージのみで、シンプルで見やすいレイアウト。こちらではファミリー層を意識して、キッズサイズのスニーカーを充実させた。店頭には親子三人がおそろいで履けるよう、同シリーズをサイズ違いでディスプレイ。スニーカーのデザインを取り入れたTシャツもラインアップした。
立地的にビジネスマンも多いことから、スニーカー感覚で履ける黒のビジネスラインもコーナー展開。レイン対応のレザーを使っており、多少の雨天でもOK。またゴルフをする方の来店も多く、パトリックのゴルフシューズやキャディーバッグもそろえた。一般的なゴルフシューズよりもラストを細めに作り、すっきりしたデザインなので、「タウンからそのままゴルフ場へと移動できる」として人気が高い。