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特集 ルームシューズで過ごす


売場 カラフルに見せて売る

パンジー国分寺マルイ店

履き良さとカラー展開で個人使用のリピート需要を獲得


扇状のディスプレイで色の楽しさを見せる

JR国分寺駅の国分寺マルイ2階に出店する「パンジー」。レディスのショップが並ぶシューズフロア入口付近に、13坪の売場を構える。売場は昇りエスカレーターの横にあり、エスカレーター側はガラススクリーンで仕切られている。
「パンジー」が室内履きとして提案するルームシューズ&サンダルは、3スパンのスペースで、エスカレーター側に陳列されている。ストックを兼ねたステージ棚と3段のガラス棚に、13デザインほどを、豊富なカラーバリエーションを見せている。
一番上の棚には透明なアクリル板を置き、そこに6足のルームシューズを立てた形で、扇状に陳列している。一般の靴ではできないディスプレイで、これを棚の前後に並べ、店内だけでなく、エスカレーター側からに見せる演出だ。

メンズ商品の需要が例年より高まっている

同社のルームシューズは左右が違う木型を使って作られており、履き良さで多くのファンが付いている商品だ。また、シーズンごとに新たなカラーを提案し、同じデザインで買い替えられているのが特徴だ。
「パーソナルなルームシューズとして、リピーター購入が多く、自分の足に合うと、ずっと同じものを買われます。このため、シーズンごとに色で変化をつけるようにしています。春夏と秋冬で履き分けている顧客も多く、『母の日』と『父の日』は年間の売上げピークとなるなど、プレゼント需要も大きいです」(百貨店事業部・生沼光昭チーフ)。
 婦人で3300円、メンズで4500円(いずれも税別)が売れ筋価格。ここで特徴的なことは、「父の日」需要が今年は長く続いており、メンズ・サイズの売れ行きが例年よりいいこと。テレワークがメンズの室内履きに目を向けさせているようだ。
売場では、立ち仕事用にカカト部分を高くしたものを売れている。また、大半の商品に安心安全な抗菌・抗ウイルス加工が施されており、付加価値の高いルームシューズとして注目されている。風合いを損なわず、繰り返し使用でも高い効果が持続することも特徴だ。
▽東京都国分寺市南町3-20-3 国分寺マルイ2F