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特集「サステナブル」で前進!

皮革業界も関心高まり、取り組み進む

社会貢献しながら利益も追求

●90年代、大手企業を中心にCSR(Corporate Social Responsibility=企業の社会的責任)が叫ばれ、多くの企業が取り入れるようになった。
●ここから、新たに「サステナブル」という考え方が出てきた。これは環境、経済、社会の3つの観点から、企業を正しい方向で持続可能にしていく、ということ。
●具体的な目標として、2015年に国連が17の目標SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)を設定した。
●CSRとSDGsの違いは、前者はボランティア的な要素が強いのに対し、後者は企業のイメージアップと同時に、収益にもつなげ、持続可能な会社にしていく。

環境に優しいモノづくりを推進

●サステナブルは欧州を中心に広がり、2019年10月開催のイタリア国際皮革見本市リネアペッレでは、開催テーマにもなった。日本でも日常的に使われるようになり、3月には初のサステナブルファッションEXPOが開かれる。
●皮革業界も環境に負荷を与えない、といった切り口で、エコ提案の素材、部品、製品開発が行われている。安心・安全で環境や人に優しいモノづくりである。日本エコレザーがその一例だ。
●「海や陸の豊かさを守ろう」というSDGsの目標のもと、リサイクルや生分解性の素材やパーツ利用も進んでいる。