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1 リーガルコーポレーション 「REGALデザイナーに1日密着」
プライベートな部分も入れて、憧れのデザイナーの仕事を紹介


親近感を持たせる内容で若い年代層にアピール

 リーガルコーポレーションは、1月12日に「REGALデザイナーに1日密着」という動画をユーチューブにアップした。リーガル紳士靴のデザイナー、永末武史さんに密着して、木型にテープを巻いたり、CADを使ったりする仕事ぶりや、MDや商品設計部との打ち合わせ風景、会話のシーン、一緒に仕事をしている人たちの評価などを、11分ほどにまとめたものだ。
 「年齢は48歳、子供とラグビーやキャンプを楽しんでいる」などプライベートなことも臆せずに語っており、親しみの持てる内容になっている。そのためか、視聴も1週間ほどで3000件を超した。
 「これまでも当社のブランドイメージを訴求する動画はありましたが、やや硬いところがありました。もっとお客さまに寄り添った、親近感の持てるものにしたかったのです。そこで、第一回として靴づくりに興味のある方が多いことも踏まえ、デザイナーさんにプライベートも含めて仕事内容を紹介してもらおうと思ったのです」(ネットコマース部 佐野恵(めぐむ)さん)。
 目的の一つが、若い世代にリーガルブランドを知ってもらうこと。若い人たちはもちろん知ってはいるが、「父親世代のブランド」としての認識している。それを「自分たちのブランド」として認めてほしい、という狙いがある。

短期間で再生回数もアップチャンネル登録数も増える

 撮影したのはEコマース部の若い女性社員。企画したのは3ヵ月前で、何日かに分けて密着取材した。統括編集は初めてで、音声が途切れるなど荒削りな部分はあったが、そのままアップした。社内では、「これまでこういった取り組みはなかった」とおおむね好評だった。 社外からのコメントはまだ少ないが、短期間で再生回数も上がっていることが評価ととらえている。実際、リーガルコーポレーションのチャンネル登録数も増えている。
 「人間に焦点を絞って紹介したいと思ってはいるのですが、コロナ禍のためになかなか難しくなっています。これからは商品紹介でも、誰かに簡単にお話ししてもらうような動画を撮りたいです」。
 1〜2ヵ月に1本程度、動画をアップしていきたいと、佐野さんはいう。リーガルコーポレーションの新機軸の動画は、これから増えていくかもしれない。

URL/https://youtu.be/V39wyIkuFYo