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![]() サッカー専門店から歩行バランスを見る店に![]() 36年前サッカー専門店としてオープンした同店は、約10年前に「靴の相談(靴ドッグ)、 足の相談(足ドッグ) 歩行バランスの改善」をうたう「バランスショップ」と業態を変更した。 「サッカーシューズを中心に扱っていたとき、お買い上げいただいた靴は、無料で最後まで面倒をみていました。でも、どうしても直せないものがありました。靴の変形です。軽くて柔らかい靴は、人によってはたった2〜3回履いただけで変形してしまう物もあり、それがお客さま自身の足にも問題があることに気づき、何とかならないものかと悩みました」(福田雅昭代表) そこで、オーソティックスソサエティー(東京・品川区)で足とインソールの勉強を始めた。医療従事者中心のための講習であったため、最初はかなり難しく感じられたが、10年後にインストラクターの資格を取ることができた。 ![]() 「足ドッグ」で、体のバランスをチェックキック・オフでは「足ドッグ」をお勧めしている。カルテがあって、足のサイズだけでなく、足指の変形や足裏のタコなどの状態、足部のバランス、歩行姿勢までていねいに記入するようになっている。「まず座っていただいて、足裏から見ます。ハイアーチか、扁平足かを判断する。足が内側に倒れ込む外返しの足が多くい、歩きの中でオーバープロネーション(過回内)を起こして下肢に捻じれが生じ、腰痛などのトラブルの原因になってしまうのです。今のお子さんたちの足の多くが、こうなっています。アーチバランスを良い状態にすることで身体のバランスも歩行のバランスも良くなります。まず、バランスを整えよう、というわけです 。 福田代表が選んだのが、オーソティックスソサエティーの監修による、DSIS(ダイナミック シュー インソール システム)のインソールだ。これをそれぞれの足に合うように加工し、靴とともに販売している。この方法は医療的な側面が強いので、福田代表はより多くの靴店に広めようと、講習会を企画するほか、量販店と提携するなどの活動をしている。 DSISインソールが選んだ理由を次のように説明する。 「3つのアーチを支えるように設計されているからです。また、素材がソルボ(人工筋肉ソルボセイン)であることも、よいと思います。さらに、DSISインソールはそれぞれの方の足に合うように加工することが可能です」。 ![]() ![]() 子供たちの足の変形に懸念もキック・オフの特色は、靴選びから足の評価と体のバランスチェック、歩行バランス観察、インソール対応、生活指導(問題点に関するトレーニング)と、ワンストップで足に関するすべてが完成することだ。靴は「アシックス」「アディダス」「ミズノなどスポーツシューズが中心で、サッカーシューズも多く置いている。「足ドッグ」なら20〜30分で2000円、既成インソールを調整すると5500〜9200円と比較的手ごろな価格となっている。 ![]() 「足のバランスが崩れていて、足の筋肉をうまく使えないお子さんたちが増えています。インソールでサポートし、トレーニング方法も教えています。理想の足の形に近づけていけば、歩き方や筋肉の使い方も違ってきて、事故の予防にもなります」。 福田代表はより多くの人にこの「足から生まれる体のバランス」と「インソールによる調整」などの方法を知ってほしいと、啓蒙活動を計画している。 群馬県太田市新島町959 TEL:0276・47・0007 |
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