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 接客の締めはシューケアで 『シューケアグッズの売場提案』
 丸伝/椎野伝一

 店頭テーブル演出

「スニーカークリーニング」

・店頭のテーブルで、スニーカーのクリーニングを実演販売します。
・店頭イベントはお客さまの目を止める効果は絶大で、店頭に多くのお客さまがいれば、他のお客さまの入店を促すことにもなります。
・テーブル上には水と洗剤を入れた洗い桶を置き、タイミングを計って実演します。
・テーブル上には必ず人気のスニーカーと、スニーカー専用洗剤のバリエーション(スプレイタイプ、チューブタイプ、液体タイプなど)を陳列します。
・必ず陳列什器の上には「スニーカー洗濯中」のPOPを掲出して、実演をアピールしましょう。
・TV通販などでもおなじみの実演販売はとても売上げ効果が高く、ただ陳列をしている場合に比べて数倍の売上げになること必須です。



 レジ前エンド演出

「靴磨きアイテムのベスト3」

・レジカウンターはお買い上げいただいたお客さまが必ず立ち寄るスペースです。
・レジ周辺からすぐ目に入る什器エンドを活用して、靴磨きグッズを機能別にグルーピングしてボリューム展開します。
・靴磨きのプロセスに対応させて、@汚れを落とす=リムーバー A保革・補色=クリーム B磨く=ワックスをそれぞれタテに陳列し、見やすく選びやすくします。
・単品だけでなく、下段部分にはブラシやクロスを合わせた靴みがきセット陳列することで、関連購買の促進も期待できます。
・エンド上部にはそれぞれの実物を、写真付きのPOP(90×35p程度)に貼り付けて、アピールします。



 壁面コーナー演出

「機能別インソールの訴求」

・壁面什器にフック陳列で各種インソールの機能別訴求を展開します。
・インソールを主な機能である@抗菌消臭機能(=デオドラント) A衝撃吸収(クッション) B通気除湿(=エアフロウ)の3つのグループに分け、それぞれをタテ型にまとめて陳列します。ヨコ陳列にするとお客さまが商品選びをする際、横方向への移動距離が長くなり、選びづらさが増してしまうので、必ずタテ型にグルーピングをしましょう。
・それぞれの機能をイラスト付きのA2サイズPOPにして、什器上部に取り付けます。
POPには「におわない」「つかれない」「むれない」など、それぞれの機能の特徴を分かりやすく表現すれば、アイキャッチャーの代わりにもなります。

◆今こそ必要なディスプレイやPOP
ディスプレイは第二の販売スタッフといわれて来ました。今こそそのことが見直される時です。
コロナの状況下で三密を回避するためには、接客の簡素化(=距離をとることと時間短縮)が不可欠です。
このためには、今まで接客で行ってきた「お店が伝えたいコト」「お客さまが訊きたいコト
を、ディスプレイやPOPを使って提供をすることが一番の近道なのです。