今月の記事・ピックアップ 2021・4
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新ショップ

「フィール」

入りやすく、居心地よい売場にリニューアル

地元商店街の中で婦人靴、バッグ、アパレルを販売する「フィール」が3月3日、リニューアルオープンした。ポイントは「より入りやすく、居心地よく、商品の付加価値を感じてもらえるようにすること」(岸光一店主)。
売場面積は約13坪。これまであった入口横のウインドーを無くすことで間口を広くし、店の奥まで見通せるようにしている。また、入口の段差をフラットにすることで、商店街の通路と一体化し、入りやすくしている。壁面はナチュラルな白系のウッドで統一し、棚には淡いグリーンを使うなど、女性客を意識した色合いにしている。
靴は他にないような色使いのオリジナルも加え、上代を1万〜1万5000円ラインを主力にしている。
◇東京都品川区小山3−22−19


カリノ銀座店



移転・増床でゆったりとした接客スペース確保

 革カジュアルメーカー・エルフの子会社ピクシーの運営する「カリノ銀座店」が2月、同じ銀座地区で2丁目から5丁目に移転し、オープンした。同じ系列のファッションビルだが、売場面積30坪は10坪ほど拡大している。広くなった売場は奥行きがあり、全体に白を基調色にした、明るい売場になっている。
壁面は曲線を描いており、回遊しやすい売場になっている。壁面に沿って陳列棚が置かれているが、それぞれの棚はロープで吊るされたユニークなもので、左右で段違いに並べるなど変化を付けて見せている。また、広い通路には2ヵ所にフィッティングのための長ソファが置かれ、外の通路からは見えない形で設置されている。
◇東京都中央区銀座5−7−10 エグジットメルサ3F


チヨダ 「シュープラザ草加店」

100円ショップ「ワッツ」をインショップ導入

チヨダは2月、「シュープラザ草加店」に、100円ショップ「Watts(ワッツ)のショップ・イン・ショップをオープンさせた。売場面積130坪の中に、31坪をワッツが占める。
多品種の日用品を陳列するインショップは仕切りを作らず、靴売場と融合させるよう、近くにベガブル陳列(ハンガーで面を見せ、種類とサイズ分けで陳列)で、サンダルなど手ごろな価格の商品を置いている。ほかにもレインや学校履きなど、生活に密着した商品を配置し、上手に靴売場へと誘導するよう工夫している。
ワッツ導入効果は、入店客数が大幅に増加に表れており、今後も大型店舗でトライする意向だ。
◇埼玉県草加市栄町1-6−16


藤豊工業所 高島屋柏店

クロコダイル・タンナーが製品販売する直営店

クロコダイル専門のタンナー・藤豊工業所が3月17日、島屋柏店の本館に初の直営ショップを出店し、メイド・イン・ジャパンのクロコダイルレザーをアピールしている。6階紳士フロアの15坪ほどの売場は、左右の壁面棚と中央の2ヵ所のステージに、商品を陳列している。正面奥にレジステージがあり、壁面にはモニター画面を置いている。
正面左の壁面棚とステージには自社製品部門が作るバッグ、財布、ベルトのほか、オーダー&パターンメイドで対応する、カラフルな自社のクロコダイルレザーを吊り下げている。一方の右壁面は、「ティロン」と名付けたポップ・アップ・スペースを設けている。ここでは期間限定で全国各地の職人の製品を紹介、販売している。
◇千葉県柏市末広町1−1