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特集 顧客の目の前SNSでつながる

 概況

顧客とのコミュニケーションツールに

10代は7割がSNS参考に商品購入

商品やサービスを購入する際に、SNSの情報を参考にする年齢層は、年齢が下がるほどその割合は高くなっている。50代の36%に対して、10代は72%である。SNSの利用目的の違いもあるが、若者にとってSNSで配信される商品情報は有効なものになっている。
ただし、多くの企業がSNSのアカウントを運営しており、その中からいかにフォロワーになってもらえるか課題であろう。


圧倒的に多いライン利用者
 
 SNSの種類は多く、複数で利用しているのが一般的だが、2020年時点での国内月間アクティブユーザー調査では、ラインが8600万と圧倒的で、全世代が利用している。
以下、ツイッター4500万、インスタグラム3300万、フェイスブック2600万になる。ツイッター利用の平均年齢は35歳で20代が多い。インスタグラムは10代と20代が半数以上を占める。フェイスブックは20代、30代が多く、ビジネスシーンでの活用が多い。

大きく伸ばすインスタグラム

17年と比べて、利用者が伸びているSNSはインスタグラムで、17年比165%である。次がラインの121%である。ツイッターは横バイで、フェイスブックは93%と下がっている。インスタグラムのビジュアル訴求と、ハッシュタグからの流入といったことが、新たなコミュニケーションツールとして、若い世代に受け入れられている。
ラインは全世代に渡ってメッセージツールとして、すでにインフラ化している。

個人のアカウントに話しかける

 日々進化しているSNS。ECと連携は不可欠だが、どのように活用するかの段階に入っており、これまでの商品紹介・店舗情報だけでなく、動画を活用した売場のファン作り、スタッフ個人とのコミュニケーション作りのツールにすべきであろう。