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![]() 価格、商品、機能性などで多様化するコンフォートの現状を、コンフォートを展開する店舗にアンケート調査した。28店舗から回答をいただいた。
品ぞろえにの3割か10割がトップ ![]() 店舗の商品構成は、婦人靴が6割以上を占め、婦人靴専門店も2店いた。一方、紳士靴、子供靴の扱いは1〜3割ほどに留まっている。 この商品構成の中で、コンフォート商品として販売している比率は、5店舗がコンフォート商品を専門に扱う店だった。それ以外の店舗では、5店舗が3割ほどの扱いという。次に4割、6割、9割の扱いが各3店舗ずついた。コンフォート商品の扱い比率の過多に限らず、コンフォートが品ぞろえの一角になってきている。
国産に1万〜2万前後が健闘 ![]() コンフォート商品の価格帯を聞いた。最寄り品中心の売場から、欧州製品を主力にしたコンフォート専門店まで、業態によって扱い価格帯は異なり、1万円を切るものから5万円台のものまで、幅広い価格で売られている。 コンフォートの売れ筋価格帯は、最も店舗数の多かったのは1万〜2万円前後。機能パーツを搭載した国産革靴だ。次が3万〜4万円台で、インポート商品が主力となる。1万円以下の商品が主力の売場も5店舗いたが、こちらは合皮靴での快適な商品だ。一方、5万円台の商品も売りこなし、顧客に支持されている商品を持つ売場も1店舗あった。
海外の革ウォーキング ![]() 人気ブランドとしては、「ムーンスターイヴ」「パンジー」「トパーズ」「アサヒフットケア」「パワークッション」「ミズノ」「アキレスソルボ」「アラヒメディカルウォーク」「パザパ」「フィンコンフォート」「ガンター」などのブランドが上がってる。 デザインでは、最近はスポーティーなものが増えており、ウォーキングとタウンカジュアルが圧倒し、ドレス&エレガントでのコンフォートは支持されていない。 素材は革が全体の7割を超えている。産地では、日本ブランドも海外生産されており、海外産が国産を上回っている。
安定歩行の「フィッティング性」 ![]() 1位「フィッティング性」、2位「ローリング構造」、3位「クッション性」、4位は「抗菌・防臭性」「防滑性」となった。1位の回答では「しっかりしたカウンターで、安定した歩行を支える」、「フィットしたインソールで、快適な履き心地が得られる」といったもの。 この他に、軽さやソフト感、屈曲性を人気のもポイントに挙げている売場もあった。
晴雨兼用で履ける「防水性」 ![]() コンフォート商品に対して、顧客から要望されることを聞いた。ここでは防水性を求める声が多かった。声はまとめると、次のようなものにある。 ・つまづきにくく、転びにくい靴 ・防水性、防汚性を備えた、汚れの目立たない靴 ・普段にも雨の日にも履けるよう撥水性、防水性をより強化してほしい。 ・柔らかさ、軽さを感じる、幅広い靴 ・ヒモを結ばなくていい、サイドファスナーの付いた靴 ・スカートにも合わせやすい、スマートな快適靴 ・修理のできる靴
売れ筋価格と同じ1万円台 ![]() 最も多かったのが1万円台で、現行の売れ筋価格と変わらず、買いやすい価格となっている。次が2万円台で、快適な靴であれば、国産では高額となる2万円台の靴でも求められる。 「1万円台の商品を求めて来られたお客さまでも、足入れをしてもらうことで、2万円台の靴でも買われます」といった売場の声もあった。また「履きやすくて感性に合えば、値段のことはあまり言わない」という声も、コンフォート商品ならではものだ。 一方で、1万円を超すものには抵抗感のあるお客もいるが、アンケートでは少数派だった。 ![]() |
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