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8・6%増の222億足全世界の2021年の靴生産数は222億足、前年比8・6%増となった。20年はコロナの影響で前年より38億足ほど落としており、回復傾向を見せたものの、対19年比では91%に生産量に留まっている。国別では、上位9ヵ国までの順位は、20年と変わっておらず、10位にはイランに代わってパキスタンが入っている。 トップは中国で、21年は120億足の生産足数があり、前年比8・1%増となった。この数は、全世界の生産足数の54%のシェアを占めている。 2位のインドは26億足の生産足数で、世界シェアは12%ほど。上位10ヵ国の中ではもっとも伸び率が大きく、前年比25・0%の伸び率だった。 上位10ヵ国中、前年よりも下げたのは8位のバングラデシュで、21年は4億足、前年比94・8%の結果に留まった。 6・7%増の19億足革靴の全世界の生産額は543億ドル、前年比12・5%増となった。数量は19億6600万足、前年比6・7%増と伸びている。金額の上位10ヵ国には欧州勢5ヵ国と、アジア勢4ヵ国のほか、ブラジルがはいっており、21年はスペインに代わってインドが入っている。 革靴については、全靴種の数量ほどシェアに差はなく、トップの中国でも20%で、2位のイタリアが14%、3位のベトナムが13%のシェアとなった。 平均価格には差があり、上位10ヵ国中、高いのはイタリアの84ドル、次がフランスの81ドル。反対に低いのはインドの14ドル、中国の15ドル。アジアでトップはベトナムの23ドルになる。 210億足、トップの中国は43億足2021年の世界の靴消費量は210億足、前年比11・2%増となった。トップは中国の43億足で、前年比9・6%増と伸びている。世界の消費シェアは20%で、国民1人当たりの消費足数は3・0足。消費足数に対する輸入靴の比率は4・5%と低い。 2位のインドは25億足、前年比27・6%増と伸びている。世界シェアは12%で、中国と同じように人口が多く、国民1人当たりの消費足数は1・8足と少ない。消費足数に対する輸入靴の比率は7・9%に留まる。 21年の靴消費で最も伸びているのがアメリカで、23億足、前年比30・1%増と増えている。国民1人当たりの消費足数は7・1足と、上位国の中では最も多い。 6位の日本は5億足、前年比0・2%増と、前年並みに留まった。消費足数に対する輸入靴の比率は93・2%と高く、国民1人当たりの消費足数は4・6足だった。 |
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