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 フットウエアプレス >  リニューアル CAMPER(カンペール)新宿フラッグス店

熊野亘氏とのコラボショップ

スペインのシューズ&バッグ・ブランド「CAMPER(カンペール)」は、東京・新宿駅に隣接したファッションビル「ブラッグス」(小田急SCディベロプメント)に入る直営店を昨年12月1日、リニューアル・オープンした。
新宿エリアの旗艦店である「新宿フラッグス店」のリニューアルでは、カンペールが推進するコラボレーション・プロジェクト「トゥギャザー・ストア」のもと、国際的に活躍するプロダクトデザイナー熊野亘がデザインを手掛けた。
新ストアのコンセプトは「Behind the wall(ビハインド・ザ・ウォール)」。店内の壁面は大きな窓ガラスで覆われており、店舗デザインではあえてウッドの壁を設けることで、ほどよく遮光の役割と同時に、壁の向こうにある空間を想像させる演出をしている。

国内直営店では初めて「カンペールラボ」発売

店内には、カンペールの故郷であるスペイン・マヨルカ島の乾燥した赤っぽい土をイメージした色の外壁のような壁が設置され、床には砂利を固めたものが敷かれている。砂利を固めた床であれば、試し履きが屋外で履いた感触が確かめられるようにと考えたものだ。また、インテリアは、熊野デザインによるカリモク家具の「MAS」シリーズを選び、スペインらしさを感じられるよう、特別に濃い色味の広葉樹を採用している。
壁面の什器は壁を可変性にし、あらゆるデザインのバッグがディスプレイされてもきれいに見えるようにしている。また、スツールやベンチにもなる可変式シェルフを特注で製作し、状況に合わせて配置することを可能にしている。
「新宿フラッグス」では熊野亘とのコラボレーションバッグ(トート、ショルダー、バックパックの3型)も先行販売された。また、国内の直営店では初となるエクスクルーシブラインの「カンペールラボ」を販売するコーナーも設けられた。